スポーツ飲料は体に良いのか?
スポーツ飲料のポカリスエット、アクエリアスなどは、スポーツ飲料とかアイソトニック飲料といわれるもので、若者の間に飲み物として定着しています。これらは血液などの体液と同じ浸透圧なっているので吸収がよく体に良いといわれ、高校生などのスポーツをする若者が競い合って飲んでいます。しかし、これらのスポーツ飲料は、本当に体に良いのでしょうか?
今の高校生は、弁当をコーラや炭酸飲料、スポーツ飲料などを飲みながら食べます。運動クラブに所属している生徒も同様で、これは砂糖水をご飯にかけて食べているのと同じです。しかも、もっと悪いことは、アイソトニック飲料は、ラベルに書かれているように弱酸(クエン産や乳酸)と弱酸の塩(クエン酸ナトリウム、乳酸カリウム)が溶けている緩衝溶液といわれるものです。緩衝溶液とは、その溶液に酸や塩基(アルカリ)を加えてもPH(酸性の過度)が急激に変化しない溶液のことで、血液がその代表です。食事をすると、私たちの胃は胃酸(塩酸)を出してタンパク質を小さく切断しアミノ酸にしてから腸から吸収されるようにします。これを加水分解といいますが、このときアイソトニック飲料を100ml飲むとどのようになるのでしょうか?
実験してみましょう
1つのビーカーには、お茶を50mlとり、もう一方にはポカリスエットを等量取ります。ここにPHが3程度(タンパク質が分解される)になったら色が変化する物質(指示薬)を数滴入れてから、塩酸(胃酸)を加えます。どちらの方がたくさん塩酸(胃酸)を必要とするでしょうか?
子どもにとって良くない飲み物です
このように、普段若者が飲んでいるスポーツ飲料は、食事のときに飲むと、昼食に食べていても脳の働きを活発にして、筋肉運動のエネルギーになるタンパク質を分解できずアミノ酸が血液に吸収されなくなりそのまま胃を通過してしまい、決して体にとって良いものではないのです。このように飲み方を間違えると体にとって悪いものもあります。また、コカ・コーラにはリン酸が大量に溶けていてスカッとさわやかな味をつけています。コカ・コーラを1缶飲むとき、牛乳1本飲んでからと京都コカコーラボトラーズの担当者が言っています。リン酸は、血液中のカルシウムと結合して体外に排出するためのカルシウム不足になり、子どもにとっては良くない飲み物なのです。